海外のプラスサイズモデル、声をあげる「多様な美の形を受け入れてほしい」 スキップ
ログイン
検索
lol Badge Feed
wtf Badge Feed
omg Badge Feed
kawaii Badge Feed
trending Badge Feed
公開 2022年1月20日

「Mサイズが、プラスサイズ扱い」ファッション業界の偏った“美の基準”、モデルが問題視

プラスサイズモデルが、撮影時にパッドの着用を求められることを明かした動画が60万回以上再生されました。「ブランド側には、多様な美の形を受け入れてほしい」と話します。
by Daniella Emanuel Staff
Facebook
Pinterest
Twitter
Mail
Link

ノルウェー出身のキャロライン・ビヨーネレッケさん（25歳）は、化学科を専攻する学生の傍らモデルとしても活躍しています。

tiktok.com / Via tiktok.com ハイブランドモデルを経て、現在はプラスサイズモデルとして活動しているキャロラインさん。TikTokでは、自身のモデル経験を赤裸々に語る様子が話題に。2万7000人のフォロワーを抱えるまでになりました。キャロラインさんは、ファッション業界にある問題についても、積極的に声をあげています。「プラスサイズモデルとして働いているときのほうが何倍もハッピー」と話すキャロラインさんですが、業界の“プラスサイズの定義”には疑問を持っているそう。というのも、キャロラインさんの服のサイズはM。「モデル業界で、（Mサイズが）プラスサイズとして扱われている。理解できない」というキャプション付きで動画を投稿しました。

また、他のTikTok動画では、ブランド側からのとある「要求」について明かしました。

tiktok.com / Via tiktok.com XL～5XLサイズの服を扱うブランドの場合、Mサイズのキャロラインさんは、服のサイズに合うよう、パッドの着用を求められることがあるそう。「ブランド側は、プラスサイズでも、首は細くて、フェイスラインがハッキリしたモデルを使いたがるの。現実の世界では、そんな体型の人はいないのに。非現実的な美の基準を作り上げてしまう」
「ブランド側には、服のサイズに合ったプラスサイズモデルを起用してほしい。世の中には、最高なモデルたちがたくさんいるんだから」現在、この動画は60万回以上再生されています。

米は、キャロラインさんに詳しく話を聞いてみました。

View this photo on Instagram Instagram / redkaroline / Via instagram.com 「ほとんどの場合は、着る予定の服がほんの少し大きいときに、パッドを使います」「でも稀に、プラスサイズではないモデルが、プラスサイズの撮影にキャスティングされることがあるんです」「その場合は、XXLのサイズの服に合うまで、大量のパッドを使います。個人的に、それはアウトでしょ、と思っちゃいます」

業界の舞台裏を明かした理由を「プラスサイズ女性が知っておくべき情報だと思ったから」とキャロラインさんは話します。

View this photo on Instagram Instagram / redkaroline / Via instagram.com 「私は根っからの正直者です。（パッドのことは）秘密にすることでもないと思いますし、消費者であるプラスサイズ女性たちには知る権利があると思ったんです」「プラスサイズモデルと自分自身を比べて、自己嫌悪に陥ってほしくないし、そんな女性が少しでも減ってくれれば、という思いで投稿しました」

米は、同じくモデルとして活躍するシャロン・クロースンさん（25歳）にも、話を聞きました。

View this photo on Instagram Instagram / sharontheclaw / Via instagram.com シャロンさんは、撮影でパッドを付けるように要求されたことはないが、話は聞いたことがある、といいます。「パッドを付けるよう要求されたモデル仲間がいました。個人的には、（パッド着用に）反対です。世の中には、美しいプラスサイズ女性がたくさんいます。パッドを付けなくても、ブランド側が求めるサイズにぴったりのモデルも見つかるはずです」

プラスサイズ業界が抱える問題はこれだけではない、とシャロンさんは語ります。

View this photo on Instagram Instagram / sharontheclaw / Via instagram.com 「多くのブランドは、バストやヒップが大きく、ウエストは細いプラスサイズモデルを起用したがります。中には、変わろうと努力しているブランドもありますが、もっと多くのところで“多様なサイズ”を受け入れて欲しいです」

最後に！私たち消費者ができることを、キャロラインさんはこう話します。

Fox 「モデル業界で、デザイナーやキャスティング担当の力はとてつもなく強いんです。彼らに、もっと多様な美の形を受け入れてほしいと、切実に願っています」
「同時に、『どのブランドに自分たちのお金を使うのか』を、消費者である私たちが意識するのも大切なことだと思います」「私たちが、細い白人モデルしか起用しないブランドにお金を使う限り、気づかない間に、自分たちも問題に加担していることになるのです」 この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：オリファント・ジャズミン

記事をシェアする

Facebook
Pinterest
Twitter
Mail
Link